気功とは

気功は、ゆったりとした動作と深い呼吸に全意識を集中させ、人体のエネルギーを高める中国伝統の手法です。

 

また、漢方・鍼灸・推掌とともに、長い歴史の中で発展してきた中国伝統医学の重要な要素の一部でもあります。

 

中国伝統医学には独特な理論があり「生命エネルギー(人体を構成し、生命を維持するために必要なエネルギー)」の最小粒子を気、その集合体を精、そして生命活動そのものを神と言います。気功はこの気」・「精」・「神」を養っていきます。

 

中国伝統医学に基づいた気功は、食生活、起床や睡眠といった生活スタイルや、四季に順応することなど、自然界と人体の関係をとても重要視しています。

 

継続して行うことで、日々のストレスやプレッシャーから自身を守ることができ、気持ちの満たされた状態を保ちます。つまり、健康、幸せ、そしてバランスのとれた質の高い生活を手に入れることができます。

羅漢功(らかんこう)とは

◆羅漢功のキホン

気功には数多くの流派や手法があります。LUOHAN Health Japanでお伝えするのは「羅漢功」と呼ばれる伝統的な功法です。

 

羅漢功は中国語でLUO HAN GONG と読みます。

 

「羅漢(Luohan)という名は、サンスクリット語の阿羅漢(arhat)の略称です。悟りを開いた高僧のことで、「尊敬を受けるに値する人」「煩悩をすべてなくした修行者」を意味します。「功(Gong)」の意味は、「熟達」「努力して成すこと」です。

 

◆羅漢功のレキシ

羅漢功の起源は、禅の発祥地である中国河南省にある少林寺にさかのぼります。

 

約300年前の清の皇帝による寺の焼失までは門外不出とされていました。そして1800年代初頭に中国南部で発展した中国武術であるカンフーの最もポピュラーな流派「蔡李佛」の創始者陳享に伝授され、陳家によって秘法として受け継がれてきました。

 

羅漢功は、かつて禅の修行僧が深い瞑想のために、そしてのちに少林武術の達人らが自身を調整するために実践していました。

 

そして今日では、自己治癒力を高め、病気、緊張、ストレスから自分を守る手法として誰もが学ぶことのできる貴重なツールです。